神戸市にある「六甲ケーブル」は6日午後、暑さでレールに歪みが生じたため、急きょ運転を見合わせました。
六甲ケーブルを運営する神戸六甲鉄道によると、レールの異変に気付いたのはケーブルカーの車掌で、午後3時過ぎにレールが歪んで膨張しているのを確認し、急きょ運転見合わせを決めたということです。
現場には軌道業者が急行し、復旧作業を進めています。
今回の運転見合わせによるけが人はいません。
運転見合わせは「六甲ケーブル下駅」~「六甲山上駅」間の全長1.7キロの区間。(通常時、時速10キロで運行)神戸六甲鉄道は、山上にいる乗客の下山のためタクシーを手配しているということです。
神戸六甲鉄道によりますと、レールの歪みは暑さによるものとみられ、気温が下がることで元に戻る可能性もあるということですが、神戸市の気温は午後1時過ぎに34.7度と記録的な暑さになっています。
六甲ケーブルでの同様の事態は、今年に入って初めてとのことです。