名古屋市の観光プロモーションを巡る贈収賄事件で、検察側は8月6日、元担当課長の男に懲役1年6カ月を求刑しました。
名古屋市観光交流部の元担当課長・大塚勝樹被告(62)は、市の観光プロモーションを巡り広告会社に便宜を図った見返りに、およそ43万円分の賄賂を受け取った罪に問われています。
6日の初公判で、大塚被告は「間違いありません」と起訴内容を認め、検察側は「公務員の職務を私的に利用した悪質な犯行」などとして懲役1年6カ月を求刑しました。
弁護側は、大塚被告が公務員への復職を検討していないなどとして執行猶予付きの判決を求めていて、判決は9月4日に言い渡されます。