中山美穂さんの”お別れ会”が引き金となり、家族間の深刻な確執が浮き彫りになりました。4月22日に東京国際フォーラムで行われたこのイベントには、約1万人のファンが集まり、赤いダリア5000本に彩られた舞台の前で涙を流しました。しかし、その裏側では、遺族間の金銭トラブルが噴出し、遺産の行方を巡る激しい対立が展開されています。
中山美穂さんの遺産は約20億円ともされ、長男のジトさんは相続開始からわずか3週間で相続放棄を申し立てました。彼はフランスで音楽活動に専念しており、母親の財産に依存することを拒んでいます。この決断の背後には、母親との複雑な関係が影を落としています。美穂さんは幼少期に誘拐未遂事件を経験し、その影響で家族を守る使命感を抱いていましたが、母親の金銭管理により多くの資産が消失しました。
さらに、遺族間での公電の取り扱いを巡る不透明感が募り、シブさんは姉の尊厳を守るため、遺族の意向が反映されない現状に苦しんでいます。公電や余剰金の管理はAppleとキングレコードに委ねられていますが、相続が確定するまで動かせない状況にあります。この混乱の中、シブさんはファンへの感謝を忘れず、姉の思いを伝えるための努力を続けています。
中山家の崩壊は、遺産を巡る争いだけでなく、家族の絆の脆さをも浮き彫りにしています。美穂さんの死後も続く不幸の連鎖に、世間は驚きを隠せません。状況が進展する中、今後の動向に注目が集まっています。