未就学の娘を自宅に放置したとして、8月7日、札幌市東区に住む陸上自衛隊員の男(24)と、妻でパート従業員の女(25)が保護責任者遺棄の疑いで逮捕されました。
2人は6月25日午後2時ごろ、未就学の娘を自宅マンションに置き去りにして外出した疑いがもたれています。
午後3時30分ごろ、近くに住む人が自宅からほど近い歩道にいた女の子を保護。「オムツのみの2~3歳の女の子を保護している」と警察に通報しました。
警察によりますと、当時、女の子ははだしにオムツ姿で数時間放置されていたとみられています。当日の札幌市の最高気温は33.1℃で、6月としては過去2番目の高温でしたが、女の子に脱水症状など目立ったケガはありませんでした。
2人は容疑を認めていて「買い物などで外出していた」と説明しているということです。
陸上自衛隊丘珠駐屯地によりますと、男は北部方面航空隊所属の隊員で、勤務態度には問題なかったとしています。
逮捕を受けて丘珠駐屯地司令の安達弘典一等陸佐は「部隊としては警察の捜査に全面的に協力するとともに、明らかになった事実に基づいて厳正に対処したいと考えております」とコメントしています。