仙台の奥座敷・作並温泉エリアの国道でクマと乗用車衝突 車に乗っていた未就学児含む5人にけがなし

■走行中の車の側面にクマがぶつかる

8月9日午後6時10分ごろ、仙台市青葉区作並の国道48号線を、山形から仙台方面に向かって走っていた乗用車の側面に、道路右側から飛び出してきたクマ1頭がぶつかりました。

車には未就学児を含む5人が乗っていましたが、けがをした人はいませんでした。

助手席に乗っていた女性から警察に通報があったということです。

現場は作並温泉のホテルなどが立ち並ぶエリアで、通報を受けた警察官が現場周辺をパトロールしましたがクマは発見されませんでした。

■ブナ「大凶作」の予測も

2025年はクマの餌となるブナの実が大凶作と予測されているほか、宮城県内の7月のクマの目撃件数は189件にのぼり、過去5年の平均に比べて大幅に増えていることから、宮城県は7月29日にクマ出没警報を出し、8月31日までは特に注意するよう、呼びかけています。

■県が呼びかける主な対策

・山林の川沿いや背丈の高い藪などクマの行動ルートに近寄らない
・目撃情報がある場所での朝夕の行動を避ける
・クマ鈴やラジオを鳴らし多人数で行動する
・生ごみを放置しない

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