横山やすしが吉本興業から”消された”理由とは

漫才界の巨星、横山やすしさんが51歳という若さでこの世を去りました。彼は生涯を通じて数々の名作を生み出し、多くの人々に愛されましたが、晩年は不遇な状況に見舞われました。今回は、横山やすしさんの生涯と彼を取り巻く衝撃の真実について振り返ります。

1944年、高知県に生まれた横山やすしさんは、幼少期から芸能の道を志し、松竹新園芸に入社。その後、吉本興業に移籍し、コンビ「やすしきよし」として国民的人気を博しました。しかし、成功の裏には数々の不祥事がありました。1970年にはタクシー運転手への暴行事件を起こし、その後も酒に酔った状態での問題行動が続きました。1984年には生放送をドタキャンし、吉本興業から無期限の謹慎処分を受け、その後の活動が厳しく制限されることとなりました。

晩年のやすしさんは、借金やアルコール依存に悩まされ、家計は妻が支える状況に。さらに、息子の暴行事件や自身の飲酒運転による事故が重なり、芸能界から干される事態となりました。1996年1月、やすしさんは自宅で急逝。死因はアルコール性肝硬変であり、過去の医師の警告を無視し続けた結果の悲劇でした。

彼の最後の数年間は、指定暴力団の幹部に支援される生活を送っていたことも明らかになりました。亡くなる数年前には、山口組の幹部と関係を持ち、経済的な支援を受けていたという事実が、彼の孤独な晩年を物語っています。

横山やすしさんの死後、マスコミは彼の才能を再評価し、葬儀には多くのファンが詰めかけました。相方の西川きよしさんは涙ながらに弔辞を読み上げ、互いの絆を感じさせる瞬間となりました。横山やすしさんの生涯は、彼の天才的な才能と、波乱に満ちた人生の象徴でもありました。彼の冥福を祈りつつ、その影響力は今もなお多くの人々に残っています。