フジテレビは、1月28日に10時間を超える異例の会見を行い、最近の“中居さんトラブル”についての詳細を明らかにしました。この会見には、清水新社長が登壇し、信頼回復と説明責任の重要性を強調しました。
会見の冒頭では、加納全会長と港全社長の辞任が発表され、トラブルの発端となった昨年6月の食事会について詳しく説明されました。この食事会での問題が港全社長に報告されるまでに約2か月を要したことが明らかにされ、また中居さんが持っていた認識と女性側の認識にズレがあったことが指摘されました。
一部メディアが報じた社員Aの関与については、フジテレビ側は改めて否定。問題が広まったのは、昨年12月の週刊誌報道がきっかけだったとされています。会見中に、中居さんが司会を務める番組はその間も継続されていたものの、最終的には昨年11月に打ち切りが告知されました。
さらに、トラブル発生前の昨年5月には、中居さんのマンションで行われたバーベキューに参加した女性が、問題の中心にいることも明らかになりました。このような女性の参加が常態化していたのかについての質問に対して、清水社長は「接待要因として考えたことはない」と述べました。
会見では、社内のコンプライアンス推進室との連携不足も問題視されましたが、女性の心身の状態を最優先に考えた結果、少人数での対応が選ばれたと説明されました。しかし、この対応に疑問を持つ声も上がり、社内での情報隠蔽の懸念が示されました。
フジテレビの新体制は暫定的なものであり、今後の事態の進展に注目が集まっています。社内の信頼回復に向けた取り組みがどのように進むのか、引き続き注視されることでしょう。