10管本部は、4日、鹿児島県の徳之島の沖合の日本の排他的経済水域内で、台湾の海洋調査船が一時、活動しているのが確認されたことを明らかにしました。
10管本部によりますと、4日午後3時50分ごろ、徳之島の西北西約335キロの日本の排他的経済水域内で、台湾の海洋調査船「新海研一號」がワイヤーのようなものを海中に延ばしているのをパトロール中の巡視船が確認しました。
巡視船は調査船に対し、事前の同意のない調査を中止するよう無線で伝えたところ、約4時間後に調査船は台湾側に移動したということです。
10管本部の管内では記録が残るこの5年間で、台湾による無断での海洋調査の事例は確認されていませんが、2025年6月27日に沖縄県沖で「新海研一號」による同様の事例があったということです。