ことし1月、熊本市内の病院で、入院していた80代の女性患者に性的暴行を加え、その様子をスマートフォンで撮影した疑いで、当時勤務していた准看護師の男が再逮捕されました。男は同じ病院で90代の女性患者に対し自分の下腹部を触らせようとした不同意わいせつ未遂の疑いで先月逮捕されています。
不同意性交等と性的姿態等撮影の疑いで再逮捕されたのは、熊本市北区清水亀井町に住むアルバイト、佐藤勝則容疑者です。
警察によりますと、佐藤容疑者は熊本市西区の病院で准看護師として働いていたことし1月、入院していた80代の女性患者に性的暴行を加え、その様子をスマートフォンで撮影した疑いが持たれています。
佐藤容疑者は、同じ病院で90代の女性患者に対し、自分の下腹部を露出し触らせようとした不同意わいせつ未遂の疑いで先月逮捕されていました。その後の捜査で今回の画像が見つかり、事件が発覚。現場の部屋には複数の患者がいましたが、佐藤容疑者はベッド横のカーテンを閉め、寝たきりの女性と2人になる状況を作って犯行に及んだとみられています。
調べに対し、佐藤容疑者は「黙秘します」と話しているということですが、スマートフォンからは同様の画像データが複数人分見つかっていることから、警察は余罪があるとみて調べを進めています。