元ジャニーズ副社長、滝沢秀明氏の突然の退社劇が波紋を呼んでいる。藤島ジュリー景子氏の新著において、彼の退社に関する衝撃の内幕が明かされ、ファンや業界関係者に衝撃を与えている。2022年10月末、滝沢氏は副社長職を辞し、表舞台から姿を消した。2023年3月には新会社を設立し、新たな道を歩み始めたが、その背後には一切の説明がないままの一方的な通告があったという。
ジュリー氏の著書では、滝沢氏が突如として内容証明を送付してきたことが記されており、その手法は多くの人々にとって異例のものであった。SNSでは「社会人としてどうなのか」と厳しい批判が相次ぎ、彼の退社が近年話題の「退職代行」を彷彿とさせるとの声も上がっている。
さらに、滝沢氏が育成した人気グループ・スノーマンの残留理由も注目されている。彼らは滝沢氏を恩師としつつも、事務所への愛着から残留を選んだと語る一方で、滝沢氏からの直接の誘いはなかったと明かした。これにより、彼の退社がもたらした混乱と不安は、ジュニアたちに大きな影響を与えたことが浮き彫りになった。
また、キング&プリンスの分裂もこの退社劇と無関係ではない。メンバーの脱退が続く中、ジュリー氏は彼らの海外進出をサポートしていたが、結果的に彼らは滝沢氏が設立した新会社に合流する事態となった。
滝沢氏の退社劇は単なる一方的な裏切りではなく、組織内の複雑な力学と権力闘争が絡む深い背景があったことを示唆している。果たしてこの騒動は、ジャニーズ事務所の未来にどのような影響を及ぼすのか、今後の展開に注目が集まる。