
明石家さんま
お笑いタレント明石家さんま(69)が、21日放送のMBSラジオ「ヤングタウン土曜日」(後10・10)に出演。14日に肺炎のため91歳で死去した脚本家のジェームス三木さんを追悼し、“降板騒動”を謝罪した。
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さんまは、沢口靖子が主演を務めた1985年のNHK連続テレビ小説「澪つくし」に、“ラッパの弥太郎”こと弥太郎役で出演していた。
「本当にもう…多大な迷惑をジェームス三木さんにかけてるんで。もう本当に申し訳ない…」と振り返ったのは、時間を掛ける収録についてだった。さんまは「1度ケンカしたんですよ。“すんません、お手洗い行ってきます”っていう台詞があったんです。そのシーンで一言。それで1日かかるリハーサルで呼びよったんですよ。待てと。それぐらい、その日できるわ!ってマネジャーに言うて。でも“ほかのメンバーも来ているんで、来てもらえませんか?”って。で、“やめるわ!しょうゆ樽に落ちて”」と続けた。
さんまは「俺、勝手にしょうゆ樽に落ちて、共演者に“あ、弥太郎死んだ”って言うてもらって、次の週から出んとこ、と思ったんです」としたが、その話を聞いたジェームスさんが、「わざわざ俺を説得に、NHKまで来てくれて。喫茶店まで行って、俺を説得してくれはったんですよ」と語った。
さんまは、役の弥太郎死亡での降板を申し出たがジェームスさんは「さんまちゃん、聞いて。ラッパの弥太郎は僕自身なんですよ」と明かしたという。「将棋がうまくて人当たりがいい。“さんまちゃんには、僕を演じてもらってるんですよ。だから、そう簡単に辞めないで欲しい”」と説得され「そう言われたらね。ホンマかウソか分からんへど、“それなら頑張らせていただきます”って言うて、ずっと出ていたんですけど」と振り返り、最後に「わざわざ来ていただいた。申し訳ない。本当に本当にご冥福をお祈りいたします」と追悼した。