万博開幕から2か月、539万人以上が来場する中、急遽中止となった人気の水上ショーが報じられました。大阪市の保健所が行った簡易検査で、ウォータープラザの海水から基準値の20倍に達するレジオネラ菌が検出されたためです。このため、万博会場では夜間の水上ショーが中止となり、来場者への安全が最優先されています。
現在、万博協会は配管の清掃や消毒用の塩素を海水に投入するなど、水質改善に全力を挙げていますが、状況は依然として不透明です。さらに、万博会場の中央に位置するしの森の水場でも同様にレジオネラ菌が検出され、利用が制限されています。来場者の健康を守るための緊急の対策が講じられている中、今後の水上ショーの再開については、保健所との協議を経て判断される見通しです。
一方、チケットの売れ行きは好調で、1291万枚以上が販売され、目標の1840万枚に迫っています。グッズの売上も急増しており、来場者数の増加に伴い、経済効果が期待されています。しかし、レジオネラ菌の問題が影を落とす中、万博の盛り上がりには不安がつきまといます。
今後の天候にも注意が必要で、梅雨や台風の影響で営業に影響が出る可能性があります。万博を楽しむためには、事前にチケットの日程変更を検討するなど、柔軟な対応が求められています。安全対策が進む中で、来場者は万博の魅力を存分に楽しめることを願っています。