中居正広の9000万円トラブルを受け、フジテレビの港浩一社長が緊急記者会見を開きました。この騒動は昨年12月20日に週刊誌の報道で明らかになり、以来大きな注目を集めています。会見では、関係者以外の記者の参加が認められず、批判を受ける結果となりました。港社長は、トラブルが発生した2023年6月初旬には状況を把握していたことを明かしましたが、詳細は説明できないとし、記者からの多くの質問には答えを控えました。
中居さんの出演が続いていた背景には、フジテレビのガバナンスの欠如が指摘されています。また、港社長は社内の調査委員会を立ち上げ、外部弁護士を用いた事実確認を進める方針を示しましたが、その信頼性が問われる状況です。さらに、トンネルズなどの人気番組との関係性も取り上げられ、港社長自身がその影響を受けていた可能性があるとの見方もあります。
今回の会見を受けて、フジテレビの信頼回復は難しいとの声も多く、株主からは第三者委員会の設置を求める声が上がるなど、社内外での圧力が増しています。特に、内外からのガバナンスに対する疑問が強まる中、今後の対応が注目されています。また、フジテレビの人気番組である「ワイドナショー」が終了することが発表され、視聴率低下が影響しているとの見方もあり、同局の今後の展望は厳しさを増しています。
この一連の騒動は、フジテレビにとって厳しい試練となるでしょう。港社長をはじめとした経営陣が、果たして信頼回復に向けた適切な対応を取れるのか、注視される日々が続きます。