18日午後秋田県大仙市の住宅で90代の男性が血を流して亡くなっているのが見つかりました。遺体の状況から当初クマに襲われた可能性があるとされていましたが、警察は司法解剖の結果、何者かに殺害されたと断定し捜査を始めました。
18日午後1時7分ごろ大仙市協和峰吉川の住宅で、男性が寝室で血を流し倒れているのが見つかりました。
倒れていたのは、この家に住む無職の進藤藤義さん(93)で警察と消防が駆け付けたときは、すでに心肺停止の状態でその場で死亡が確認されました。
進藤さんの体には、広い範囲に出血が見られ当初クマに襲われた可能性があるとされましたが、警察が司法解剖を進めたところ何者かに刃物で切りつけられたような傷が複数確認され、死因は出血性ショックと判明しました。
凶器はまだ見つかっていません。
進藤さんは妻(80)と長男(51)の3人暮らしで、外出先から戻った妻が寝室で倒れている進藤さんを見つけ通報しました。長男は在宅していたということです。
警察は殺人事件と断定し犯人を捜すとともに凶器の特定を急いでいます。