週末で好天に恵まれた26日、北アルプスで遭難が相次ぎ、1人が死亡しました。
奥穂高岳では午前8時過ぎ、ザイテングラートを涸沢に向かって下山していた70代の男性が滑落し、同行者から通報を受けた長野県警のヘリが救助しましたが、午前9時半過ぎに搬送先の松本市内の病院で死亡が確認されました。
警察によりますと、男性は25日に登山サークルの12人パーティーで上高地から入山し、涸沢にテント泊した後、26日に奥穂高岳に登頂しましたが、下山中に滑落したということです。
ザイテングラートは急峻な岩場で、男性はヘルメットを着用していましたが、100メートルほど滑落したのではないかということです。警察が身元の確認を進めています。
また、熟達者向きコースとして知られる槍ヶ岳の北鎌尾根では、26日午前7時40分頃、疲労で行動不能となった静岡県浜松市の52歳の自営業の男性が救助を要請しました。
午前11時前に長野県警のヘリが救助しましたが、疲れているもののけがは無いということです。