福島第一原発5号機で、震災後初めてとなる使用済み燃料プールからの核燃料の取り出し作業が7月23日から始まった。
東京電力は福島第一原発5号機について、原子炉建屋の使用済み燃料プールに保管されている使用済みの核燃料の震災後初めてとなる取り出し作業を23日から開始した。
5号機には、1374体の使用済み核燃料が保管されていて、専用の容器に入れたうえで順次、構内の別の建物にある「共用プール」に移し替える計画。
原子炉建屋に使用済みの核燃料が残っているのは、1号機と2号機、そして5号機で、東京電力は核燃料の安定した管理のため、2031年内までにすべての使用済み燃料プールから核燃料を取り出す計画だ。