日産自動車が今日、緊迫した株主総会を開催し、内田前社長への説明を求める声が相次ぎました。株主たちは、業績悪化や本田との統合問題についての明確な回答を求めましたが、内田氏は一切応じず、会場は不満の声で満ちました。出席した株主によると、内田氏は質問に対して沈黙を貫き、経営陣の信頼が揺らいでいることが明らかになりました。
一方、エスピノーサ新社長は冒頭で、業績不振を認め、20,000人の従業員削減や7つの工場閉鎖を計画していることを発表しました。しかし、具体的にどの工場が閉鎖されるのかは明かされず、株主たちの不安はさらに高まりました。さらに、今年4月から6月までの営業損益が2,000億円の赤字になるとの厳しい見通しも示され、日産の未来に暗雲が立ち込めています。
株主の不安と怒りが交錯する中、エスピノーサ社長は緊急のリストラ策を説明し、再建に向けた道筋を描こうとしていますが、内田氏への不信感は拭えません。今後の展開に注目が集まる中、日産の経営陣はこの危機を乗り越えられるのか、株主たちの目が厳しく向けられています。