元アナウンサーの青木歌音氏が、フジテレビでのセクハラ体験を告白し、波紋を呼んでいる。彼女は自身のYouTubeチャンネルで、過去にフジテレビの制作関係者から受けた性的な接待について詳細に語った。青木氏によると、彼女はフジの番組制作に関わる男性からセクハラ行為を受け、拒否すると逆に攻撃を受けるという状況に追い込まれていたという。
この告白は、フジテレビが直面している「正加疑惑」にさらなる重みを加え、2月に予定されていた記者会見が前倒しで行われる事態に至った。記者会見では、質問が限られ、撮影も制限されていたため、メディアによる報道は限定的だった。このため、スポンサー企業はCMの差し止めを決定し、代わりにACJAPANのCMを流すことになった。
青木氏は、フジテレビ内でのセクハラが常態化していることを指摘し、自身も被害者の一人であると明かした。彼女は、特定の男性からの攻撃的な行動がエスカレートし、精神的にも追い詰められていたと述べている。また、青木氏は、過去の経験から「テレビが全てではない」との意識を持つようになったと語り、今後の活動に対する姿勢を示した。
一方で、彼女の告発が事務所との契約解除に繋がる可能性があることも明らかになった。所属事務所は、青木氏の発言が業界内での立場に影響を与えることを懸念しているという。
青木氏は、セクハラやDVの問題に対して、今後も声を上げていく意向を示しており、社会全体での意識改革が求められている。彼女の告白は、メディア業界の闇を浮き彫りにし、多くの人々に衝撃を与えている。