名古屋市で8月1日、販売店に並ぶ国産高級SUVが不審な2人組の男に狙われた。
ドアには、大きな穴を開けられ配線を切断されて盗まれかけた。男らは車を段差から出すためブロックと板で橋を作り、特殊機械でエンジンをかけようとしたと見られるが、通行人に気付かれたためかそのまま逃走した。
真夜中の犯行…特殊な機械使い車を狙う2人組
狙われた車には、被害の跡がはっきりと残されていた。車のドアに荒々しく大きな穴が開けられ、配線がむき出しになっている。

名古屋市の自動車販売店で、カメラが捉えた事件だ。
8月1日午前3時過ぎ、店の前にマスク姿の不審な2人組が現れた。助手席のドアの横にしゃがみ込み、ガサゴソと1人が工具のようなものを持って、車に押し当てている。

G-STYLEのゴンサルベス アンドレ社長は「枝切りばさみか何かで切断している」と犯行の様子を語った。
2人は通行人に気づかれたのか、作業をやめて突然逃げ出した。狙われたのは、国産の高級SUVだ。
警察の説明によると、犯人は車に穴を開け特殊な機械を使い、車を盗もうとしていたという。
現場には、他にも犯人が残していったとみられる物があった。ブロックが段差の前に積まれており、すぐそばのフェンスには板のようなものが立てかけられていた。
防犯カメラに犯行に使う資材を運び出す姿が映る
盗まれかけた車が停めてあった場所には、60〜70cmの段差があり、犯人グループは橋をかけるようにして、段差を乗り越えようとしたとみられている。

現場近くの別の防犯カメラには、マスクをした人物が敷地内に無断で侵入し、板のようなもの運び出す姿やブロックのようなものを運ぶ途中で落とし、取りに戻る姿が残されていた。
G-STYLEのゴンサルベス アンドレ社長は「本当にいたちごっこみたいな感じで、悔しい気持ちでいっぱいです。本当に早く捕まってほしいですね」と訴えた。
(「イット!」8月7日放送より)