中居さん問題の会見後フジのCM差し止め次々 物言う株主が調査に要求出す可能性も(2025年1月19日)

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フジテレビは、最近の中居正弘さんに関する問題を受けて、複数の企業からCMの放送差し止めが相次いでいる。明治安田生命、トヨタ自動車、日本生命、アラックNTT、第一生命、日産自動車などが、フジテレビでのCM放送を停止し、他社のCMに差し替える方針を示している。このような動きは、視聴者やスポンサーからの信頼回復を求める声が高まる中で起きている。

問題発覚後、フジテレビは初めて記者会見を開いたが、撮影に制限がかかり、参加できるメディアも限られていた。この会見は、新聞社が構成する記者クラブが参加する形で行われたが、NHKや他の民放はその模様を撮影することができなかった。ドイツの公共放送でプロデューサーを務めるマイさんは、こうした制限がある会見は稀であり、オープンな会見が求められるとコメントした。

フジテレビの社長、港社長は、中居さんと女性とのトラブルについて昨年6月に認識していたと述べ、女性のプライバシーを尊重する形で問題に対処してきたと説明した。しかし、問題に対する反応が鈍かったことに対する批判も強まっている。今後、外部の専門家による独立した調査委員会を設置する必要性が指摘されており、これがフジテレビの経営にどのような影響を及ぼすかが注目されている。

さらに、アメリカの投資ファンド、ダルトンインベストメンツがフジメディアホールディングスに対し、コーポレートガバナンスの問題を指摘しており、株主からの提案として信頼できる弁護士による調査を求める可能性も示唆されている。フジテレビは、信頼回復のために適切な対応を急ぐ必要がある。

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