Mrs. GREEN APPLE、藤井風、Ado…音楽業界を席巻するユニバーサル ミュージック「強さの理由」藤倉尚社長に聞く

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ユニバーサルミュージックの藤倉尚社長が、音楽業界における同社の強さの理由について語ったインタビューが話題を呼んでいる。ユニバーサルミュージックグループは、世界60以上の国と地域で展開する最大の音楽会社でありながら、日本市場において独自のヒットを生み出し続けている。特に、ミセスグリーンアップルや藤井風、Adoなどの新たな才能を次々と発掘していることが注目されている。

藤倉社長は、成功の要因について「マルチレーベル化」が大きいと語る。ユニバーサルミュージックには、ポリドールレコーズやEMIレコーズ、ユニバーサルシグマなど11のレーベルが存在し、各レーベルのトップがアーティスト契約の決定権を持つことで、多様な人材を発掘することが可能になっているという。これにより、異なるリーダーの個性や考え方が反映され、幅広いジャンルのアーティストが集まる環境が整っている。

また、最近ではSNSを通じたスピード感も重要な要素として挙げられる。例えば、今を代表するアーティストがTikTokに楽曲を投稿した結果、わずか1週間でユニバーサルからの連絡があったという。このような迅速な対応が、若い才能を引き寄せる要因の一つとなっている。

藤倉社長は、就任以降10年連続で売上高を過去最高に更新し、2023年には着任時の2.6倍の売上高を達成した。彼は「勝ち続けること」がリーダーとしての最も重要な心がけであると強調し、結果が伴わなければアーティストも社員も幸せになれないと述べた。

音楽業界は変化が激しいが、藤倉社長の戦略と理念により、ユニバーサルミュージックは今後もさらなる成長を遂げることが期待されている。

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