畑に現れた約1メートルのクマ住人が至近距離で撮影
クマの目撃情報があったのは、登米市中田町上沼の住宅敷地内。
17日午後2時ごろ、近くに住む人が、自宅の畑に体長約1メートルのクマ1頭がいるのを発見し、警察に通報した。
住人が撮影した画像には、クマが茂みに腰を下ろし、周囲をうかがうように静かに座っている様子が写されている。クマはその後、北の方向へと歩いて立ち去ったという。
同じ日に近くの神社でも目撃同一個体か
同じ日の午前6時半ごろには、今回の住宅から約500メートル北東にある神社の敷地内でも、クマ1頭が徘徊しているのを別の住民が目撃した。警察は同一個体の可能性もあるとして周辺をパトロールしたが、発見には至っていない。現在のところ、人や農作物への被害は確認されていない。
「クマ出没警報」発令中
宮城県では、今年に入ってからクマの目撃件数が急増しており、7月29日には「クマ出没警報」が発令されている。県は住民に対し、次のような注意を呼びかけている。
・クマを目撃しても近づかない
・朝夕の外出時には音を立てて存在を知らせる
・生ゴミなどは屋外に放置しない
クマと遭遇したら
クマに遭遇した際は、以下の行動が重要とされている。
・あわてて走らない
・静かに後退して距離を取る
・クマから目を離さず、騒がない