17日に放送されたNHK大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」では、ついに将軍・家治(眞島秀和)が毒を盛られて絶命。知保の方(高梨臨)が作った食べ物が話題となった。
この日の「べらぼう」では、家治の体調が優れないと聞いた知保の方が、「何か滋養のあるものをお届けしたい」と大崎(映美くらら)に相談。「醍醐などはいかがでしょうか」と言われ醍醐を作ることに。
「醍醐」とは今で言うチーズのようなもので、牛乳から作られた乳製品の一種と言われている。
知保の方はその後、醍醐を手作りし、家治に届ける。家治は「手づから作ったもの?」「父上もよく食しておられた」と喜ぶと、知保の方は「越中守様に作り方を教えてもらいました」と説明。これで家治は警戒感を強め「しかし、食べ付けぬものは体に障ってしまう」と断ろうとする。
そこへ大崎がしゃしゃりでて「田安は取りつぶしが決まっております。一口でも召し上がっていただければと越中守さまも仰っていました」と最後の一押し。これで家治は覚悟を決め「では、毒味を…」と言って、食してしまう。
案の定、その後家治は体調を崩し、最後は一橋治済(生田斗真)に「天は見ておるぞ」と強く訴え絶命する。おそらく、醍醐には毒が盛られていたと思われる。
同じく森下佳子氏が脚本を手がけた「大奥」では、同じ時代の毒はカステラに盛られていた。治済は自分の孫に毒カステラを食べさせ、生まれすぎた孫を間引いていたが、最後は自分が毒入りカステラを食べて寝たきりとなってしまう。
「べらぼう」でも治済がカステラを食す場面は何度かあったが、今回は「醍醐」という新たなキラーコンテンツが登場。しかも、やはり亡くなったふく(小野花梨)が、長屋仲間の赤ん坊に乳をやっていたこととも重なる「乳つながり」にもなっていた。
しかも、知保の方を演じた高梨は、14年の朝ドラ「花子とアン」で醍醐亜矢子という社長令嬢を演じていた…。
ネットでは「毒女・大崎」「まさかのカステラくるか?…醍醐?」「かすていらVS醍醐 どっちの毒でショー」「愛のこもったふくの母乳と毒の入った酪乳からの醍醐」「醍醐さんお手製の醍醐」「近年のNHK時代劇三大毒殺 お茶とカステラと手袋に醍醐が加わりました」など話題を呼んでいた。