田久保市長が19.2秒の音声データを巡る論争の中心に立たされている。記者団は、13日に市長が示したというテープの提出を求めたが、市長は「手持ちがない」として開示を拒否。さらに、「19.2秒と確認できるかどうか分からない」と主張し、音声データの公開方法についても慎重な姿勢を見せた。
この問題は、田久保市長の卒業に関する疑惑に深く関わる。市長は、議員からの「10秒だった」という反論に対し、その音声データを見せてほしいと要求。「それが私のデータと同じものであるか確認したい」と強調した。市長の発言は、自身の立場を守るための必死の抵抗とも取れる。
一方、報道側は、音声データが個人所有であることを明らかにし、議長や副議長がその場にいたことを指摘。市長の主張に対する反論が続く中、問題の本質は「卒業証明書が本物か偽物か」にあるとされている。市長は、大学が発表した助籍の見解と矛盾しているため、解決が急務だ。
「何秒見せたか」などの細かい議論は無意味だとする声も上がっており、問題の核心に迫るためには、早急な対応が求められている。市長の態度が変わらない限り、この混乱は続く可能性が高い。市民の関心が高まる中、果たして真実は明らかになるのか、注目が集まる。