定員を大幅に超えた危険な“乗車”が相次いでカメラに捉えられた。兵庫県では屋根に複数人が乗ったまま走行するゴミ収集車、熊本県では1台に無理矢理3人乗りするバイクが確認されている。いずれも道路交通法に違反する可能性がある重大な行為で、撮影者や専門家は危険性を強く指摘している。

5人が屋根に乗ったまま…ゴミ収集車が走行

兵庫・三木市で7月21日午前9時頃に撮影されたのは、目を疑う定員オーバーの様子だった。

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当時、対向車線にはゴミ収集車が走っていたが、その屋根の上には3人の姿があったのだ。これはいけないと思うのもつかの間、実はまだ後ろに2人が乗っていた。

屋根に3人、後ろに2人、合わせて5人が乗る危険な状態だった。

撮影者は、「屋根から落ちたり、万が一機械に巻き込まれたりしたら、事故につながるので、危険行為はやめていただきたいです」と語っている。

交通ルールに詳しい高山弁護士は、車の屋根などに人を乗せて走行することは道路交通法違反にあたるとし、運転手だけでなく、乗っていた人や運転手の雇い主も責任を問われる可能性があるという。

驚愕の3人乗りバイク！ノーヘルも…

一方、熊本・八代市で7月27日午後2時40分頃、こちらでも危ない定員オーバーがカメラに捉えられていた。

「あ？3人乗りじゃん！」と声をあげる撮影者の目の前を通ったのはバイクだった。すれ違ったバイクには顔が2つ見えていたが、足は3本伸びていた。

真相は後ろのカメラに、はっきりと映っていた。なんとバイクは3人乗りだったのだ。1番後ろの人は乗り切らないため、足を外に投げ出していた。

さらに撮影者は、「しかもノーヘルでっていう…なかなかのやんちゃぶりですよね。自分だけではなく、他人も危険にさらす、非常に危ない運転は今後はやめていただきたいと思います」と、その行動にあ然とした様子で語っている。
（「イット！」 7月31日放送より）