旧統一教会の教団本部が建つ東京都内の土地について東京地裁が仮差し押さえを認める決定を出したことが30日、わかりました。
過去の高額献金の返金などを求めている元信者10人は7月、教団本部が建つ東京・渋谷区の土地の仮差し押さえを申し立てていました。
弁護団によりますと、東京地裁は8月18日付で、これを認める決定を出しました。
この決定により、教団側が勝手に土地の処分をすることは事実上できなくなります。
決定について教団側は「一方的な仮差し押さえは、不誠実で非常に遺憾です」とコメントしています。
弁護団は、教団の解散命令請求の結論が出る前に財産を隠される可能性があると懸念を示していました。