三重県熊野市で7月30日、津波警報を受けて避難中だったとみられる車が崖から転落し、58歳の女性が死亡しました。
警察や消防によりますと、30日午前10時すぎ、熊野市甫母町の国道311号で「車が道を外れて崖から落ちてしまっている」と、現場を目撃した人から119番通報がありました。
軽自動車1台がおよそ20メートルの崖を落下し、運転していた無職・磯崎明美さん(58)が死亡しました。
磯崎さんは事故の直前、家族に「車を崖の上に移動させる」という趣旨のメッセージを送っていたということで、津波警報を受けて車を避難させる途中に、ハンドル操作を誤ったとみられています。