横浜で開催されたMrs. GREEN APPLEのデビュー10周年記念ライブが、予想外の騒音問題で物議を醸しています。7月26日と27日に行われたこの野外ライブでは、周辺住民から「音が大きすぎる」との苦情が相次ぎ、SNS上では「ミセス音」がトレンド入り。苦情は横浜市内だけでなく、川崎市や東京都にまで波及しました。
28日、バンドは公式サイトで謝罪文を発表し、「音量基準に準拠していたが、風の影響で音が拡散した」と説明。しかし、この謝罪に対し、一部ファンから「無料でミセスが聞けるからいいじゃん」といった軽率なコメントが広まり、さらなる批判を招きました。「公式が謝る必要はない」との意見も多く、ファンのマナーが問われる事態に。
この騒動は、過去にもファンの不適切な行動が問題視されたことがある中で起きました。特に、今年7月1日に東京ディズニーランドでのイベントでのファンの叫び声が拡散され、批判を浴びたことを思い出させます。音楽ライターは「人気の高まりと共にマナーを守れないファンが増えている」と指摘し、今後のファンの行動がアーティストのイメージに影響を与える可能性を警告しています。
今回の騒音問題は、祝うべき10周年ライブが苦情と炎上の記憶に塗り替えられる結果となり、アーティストとファンの関係性が改めて問われています。音楽と社会との適切な距離感を模索することが、今後のエンタメシーンにおける重要な課題となるでしょう。