「誘拐された気分…」収穫間近のナシ6000個盗まれる 犯人像は「収穫の仕方がわかっている人」複数人の犯行も視野に捜査 福岡・うきは市

“フルーツ王国”として知られる福岡県うきは市で、生産者の思いを踏みにじるような事件が起きました。

◆ナシ農家 佐々木浩貴さん
「本当はきのうから出荷の予定やった。土日にね、道の駅とかに出そうと思っとったから」

うきは市でナシ農園を営む佐々木浩貴さん。

落胆の声をこぼすわけは…。

◆ナシ農家 佐々木浩貴さん
「何もない、きれいにない」

収穫直前だったナシ約6000個が盗まれたのです。

一体、誰の仕業なのか…。

◆ナシ農家 佐々木浩貴さん
「大事に育ててきて、やっと収穫と思って。誘拐された気分やね」

7月7日から18日までの間、栽培していたナシ6700個のうち収穫時期が迫っていた6000個(180万円相当)が何者かに盗まれました。

年間のナシの売り上げの約7割が被害にあった計算になるといいます。

農園を営む佐々木さんが考える犯人像は…。

◆ナシ農家 佐々木浩貴さん
「収穫の仕方も分かってる、種類も選別できるっていう可能性しかないよね」

素人だと枝ごと取れてしまうといいますが、今回盗まれた箇所を見ると、枝はしっかりと残っています。

◆ナシ農家 佐々木浩貴さん
「これ引っ張っても取れんのよね。これをコッと上にあげればすぐ取れる。これがちゃんとした人の取り方なんよね」

6000個もの梨が盗まれたことから、警察は複数人による犯行の疑いも視野に捜査しています。

◆ナシ農家 佐々木浩貴さん
「盗んだ意識があるならば許すんで、うちに作業に手伝いに来て下さい。全部あげますから。出頭してきてください、それを願います」

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