教師の無罪が確定 暴れる児童を「羽交い絞め」暴行の罪に問われ地裁が無罪判決 広島地検が控訴せず

去年、福山市の小学校で6年生の男子児童を羽交い締めにしたとして暴行の罪に問われ、無罪判決を受けた教師の裁判で、広島地検は、控訴を断念し、無罪判決が確定しました。

判決によりますと、福山市立小学校の男性教師は、去年5月、勤務する小学校で掃除の時間に校庭でボール遊びをしていた児童を注意し、児童が暴れたため、羽交い絞めにしたとして暴行の罪に問われていました。

教師は、書類送検された後、略式起訴され、福山簡易裁判所から罰金の略式命令を受けましたが、これを不服として正式な裁判を申し立てていました。

今月11日に、広島地裁福山支部で開かれた裁判で松本英男裁判官は「法令によってなされた正当な行為で、暴行罪は成立しない」として無罪の判決を言い渡していました。

広島地検は、「原判決を覆すことが困難と判断した」として期限の今月25日までに控訴せず、男性教師の無罪判決が確定しました。

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