7月28日の未明、倉敷市の高梁川河口付近に架かる橋から、散歩中の男性が海に転落しました。男性はそのまま流されましたが、近くに係留中の船の乗組員に約4時間半後に救助され無事でした。
午前0時10分ごろ、倉敷市の「倉敷みなと大橋(長さ2564メートル・県内最長の橋)」中央付近から、倉敷市に住む27歳の会社員の男性が誤って海に転落しました。男性は南の方向に約2キロ流されましたが、約4時間半後に近くにいた船の乗組員に救助されました。
水島海上保安部によりますと、男性は27日午後11時30分ごろから酒を飲みながら散歩中、橋の中央に差し掛かったところで、スマートフォンを橋の下に落としてしまい、とっさに拾おうとして、誤って海に転落したということです。
午前4時半頃、海上保安庁に「水島港JFEバース付近で溺れている人がいるので、救助してほしい」と118番通報した人は、河口付近で「助けて」という声を聞き、確認したところ沖合15メートル付近に人が見えたため、118番通報するとともに、浮き輪状の救命具を投げて救助したということです。
男性は午前5時10分過ぎに救急車で市内の病院に搬送されましたが、海上保安部によりますと意識はあり、いまのところ人命に異常はみられないということです。男性は「泳ごうとしたが、無理だったので浮くことにした」と話しているということです。