警察や労基署が三井化学の工場に立ち入り調査 塩素系ガス漏れ住民など60人超が体調不良 入院した人も 福岡・大牟田市

福岡県大牟田市で27日夕方、化学工場から塩素系のガスが漏れ、周辺の住民など60人以上が体調不良を訴え、病院で手当てを受けました。

警察や労働基準監督署などが工場に立ち入って、調査しています。

消防などによりますと27日午後6時すぎ、大牟田市橋口町で「硫黄のような臭いがする」と通報が相次ぎました。

市内にある三井化学は、工場にあるプラントから塩素系のガスが漏れたと明らかにし、約2時間後にガス漏れは収まったということです。

このガス漏れで周辺の住民らなど62人が体調不良を訴えて病院で手当てを受け、少なくとも5人が入院しましたが、重症者はいないとみられています。

異臭が発生した当時、市内では「おおむた大蛇山まつり」が開かれていましたが、急きょ中止となりました。

28日は警察や消防、労働基準監督署などが工場に立ち入り、調査を進めています。

警察は業務上過失傷害の疑いも視野にガス漏れの原因などについて詳しく調べています。

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