諏訪湖では、これから船の利用が増える時期を迎えます。7月22日は、船同士の衝突事故を想定した救助訓練が行われました。
長野県警ヘリから降下する隊員。その先にいたのは、湖に浮かんで助けを求める人です。
引き上げるとヘリに収容しました。
これは諏訪湖で行われた警察と消防などによる水難救助訓練の様子です。
小型船舶同士が衝突し、1人が湖に落ち、船内にけが人1人が取り残されているとの想定で行われました。
諏訪湖では2024年、遊覧船のスクリューにしゅんせつ工事のネットが絡まって立ち往生し、乗客30人が別の船で救助されたほか、遊覧船が桟橋に衝突し、乗客1人が転倒して軽いけがをする事故もありました。
また、信濃町の野尻湖で、7月、ボートが転覆して49歳の男性が死亡する事故も起きています。
訓練では、ヘリでの救助の他、取り残されたけが人の救助や、警察の警備艇による壊れた船のえい航などの動きも確認しました。
諏訪警察署総務課・小林篤史さん:
「私たちも、いざどのような時に通報があるかわからない。今回の経験を生かして今後、何があってもいいように、日々訓練に励んでいきたい」