「到底承服できない」検事総長談話は”名誉毀損” 袴田巖さんの弁護団が提訴を決める 撤回求めるも謝罪も撤回もなく

やり直しの裁判で無罪となった袴田巖さんに対して検事総長が「犯人視」する談話を出したことについて、弁護団が提訴することを決めました。

袴田弁護団・小川秀世 団長:
畝本検事総長の談話に対する損害賠償請求。これを8月の18日に起こそうと

7月23日、袴田さんの弁護団が明らかにしたのは検察トップの談話に対しての提訴です。

袴田巖さんは2024年9月、やり直しの裁判を経て無罪が確定しましたが、これに対して畝本直美 検事総長は「判決は多くの問題を含む到底承服できないもの」との談話を発表しました。

弁護団は「いまだ犯人視している」と謝罪と撤回を求めてきましたが、謝罪も撤回もないことから「名誉を棄損した」として国に対して損害賠償を求める訴えを起こすことを決めました。

提訴は59年前に袴田さんが逮捕された8月18日に起こし、ほかにもえん罪の責任を問う訴えを国と県に対して9月に起こします。

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