熊本市の船場菅原神社で、神社のシンボルである“たぬきの置物”を盗んだ泥棒が特定され、置物も無事に戻ってきた。先週水曜日、黒い帽子をかぶり、日本国旗のような布で背中を覆った犯人が神社に現れ、無防備な置物を次々と鏡の袋に詰め込む姿が目撃された。この神社は、全国から奉納された約15体のたぬきの置物があり、地域の文化を象徴する重要な存在だったが、今月初めにはその数が5体に減少していた。
神社の管理人は、泥棒の行為が神聖な場所に対する冒涜であり、天罰が下ると警告した。神社はすぐに警察に被害届けを提出し、迅速な捜査が行われた結果、3日前に犯人が特定された。驚くべきことに、盗まれた置物も無事に返却されたが、神社は再び盗難の危険を考慮し、以前の場所にはもはやシンボルの姿はない。
「神様に奉納されたものを勝手に持っていくなんて、バチが当たるに決まっている」と管理人は語る。地域住民もこの事件に衝撃を受けており、神社の安全を守るためにさらなる対策が求められている。熊本市の文化遺産が再び狙われることのないよう、警戒が必要だ。