攻撃受けたイラン核施設 「完全に破壊されず」米報道(2025年6月23日)

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イラン核施設が攻撃を受け、深刻な被害を受けたことが明らかになりましたが、完全には破壊されていないとアメリカメディアが報じています。ニューヨークタイムズは22日、アメリカとイスラエルの高官の情報をもとに、イランのフォルーに位置する地下核施設が損傷を受けたものの、機能は残っている可能性があると伝えました。

トランプ大統領は攻撃の成功を誇示し、核施設が「完全に壊滅した」と主張していますが、現実は異なります。国際原子力機関(IAEA)の事務局長は、ホルドゥーの核施設にクレーターが確認されたことを認めつつも、地下施設の損傷についての詳細な評価には至っていないと述べています。

この攻撃により、イランは濃縮や関連設備を別の場所に移動させた可能性が指摘されており、今後の国際情勢への影響が懸念されています。緊迫した状況が続く中、イランの反応や国際社会の対応が注目されます。アメリカとイランの対立がさらに激化する中、世界の安全保障に暗い影を落とす事態が進行しています。

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