【独自】イラン情勢が急激に悪化する中、日本人女性が40年以上住んだテヘランからの退避を果たしました。彼女が語る現地の状況は、まさに衝撃的です。首都テヘランは今や「ゴーストタウン」と化し、激しい攻防が続く中、多くの市民が避難を余儀なくされています。
アメリカの施設への連続攻撃が行われ、状況は急速に緊迫化。現地にいた日本人女性、穴田さんは、関西国際空港に到着後、安堵の表情を浮かべました。「やっと日本に帰れた」と語る彼女は、イランの危険な状況を目の当たりにしてきました。彼女の家の窓が揺れるほどの爆音や、夜空を舞うミサイルに心を痛めていました。
テヘランでは、通常の賑わいが消え、車の通りもまばら。店は閉まり、人々は外出を控えています。日本大使館は、避難希望者のためにアゼルバイジャン行きのバスを手配。穴田さんも、娘たちの強い要望に応え、ビザ問題をクリアしてこのバスに乗り込みました。国境でのビザ取得はギリギリのタイミングで、危険な状況の中、彼女はなんとか日本への道を切り開いたのです。
しかし、イラン国内にはまだ多くの日本人永住者が残っており、彼らの安否が心配されています。穴田さんは、「自由に避難できない人々がいる」と語り、今も彼らの無事を願っています。現在のイランは、情報も乏しく、連絡手段も限られた危険な状況です。世界が注目する中、イランの未来はどうなるのか、目が離せません。