王子動物園のジャイアントパンダ「タンタン」 神戸市が剥製と骨格標本にした上で中国に返還準備進める

Thumbnail

神戸市の王子動物園で愛されてきたジャイアントパンダ「タンタン」が、剥製と骨格標本として中国に返還される準備が進められています。タンタンは2000年に神戸市にやってきた復興のシンボルであり、昨年3月に28歳で死去しました。彼女の死は多くの市民に深い悲しみをもたらしましたが、契約に基づき、死後は中国に返還されることが決定されていました。

市の関係者によると、現在、剥製と骨格標本の作成が進められており、今年3月までに完成予定です。これに伴い、国外への運搬手続きも着々と進行中です。返還前には一般公開の可能性も検討されていますが、その詳細は国や中国側との協議によって決まる見込みです。

タンタンは、阪神淡路大震災からの復興を象徴する存在として、地域の人々に愛されてきました。彼女の存在は、神戸市民にとって特別な意味を持っており、彼女の死後もその思い出は色あせることがありません。動物園は、タンタンの遺志を尊重しつつ、適切な形での返還を進めています。今後の展開に注目が集まります。

Related Posts