九州で大雨続く…道路が一部冠水 あすにも2025年初「台風1号」発生か

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九州地方で大雨が続き、道路が一部冠水するなどの深刻な影響が出ています。特に大分県中津市では、午前11時40分までの6時間で130.5mmの降雨が観測され、これは6月の観測史上最大の降水量です。道路はまるで海のように波が押し寄せ、ハザードランプを点灯させた車が立ち往生する姿が見られます。

福岡県と大分県の県境を流れる山国では、茶色い濁流が景色を一変させ、避難判断水位に達したことを示す警報が点灯しています。九州北部では、発達した雨雲の影響で局地的に激しい雨が降り、土砂災害警戒情報が発令されています。

観光名所である福岡県の太宰府天満宮では、普段賑わう場所が人影まばらとなり、観光バスは見られるものの、車の数は極端に少ない状況です。雨の中、牛の像の前で記念撮影をする人々もいますが、全体的に観光客は激減しています。

気象庁によると、今日午前9時に南海で熱帯低気圧が発生し、明日午後3時には台風1号に発達する見込みです。この台風は中国大陸に進むとされますが、湿った空気が前線を刺激し、さらなる雨をもたらす可能性があるため、警戒が必要です。九州地方の住民は、今後の気象情報に注意を払い、安全を確保することが求められています。

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