兵庫県で緊迫した事態が発生しました。斎藤知事を含む県の幹部が、組織的な犯罪の疑いで刑事告発されました。元県民局長の私的情報漏洩に関与したとされるこの事件は、神戸学院大学の上脇浩教平教授が主導する告発によって明るみに出ました。
第3者委員会の報告によれば、井本総務部長が斎藤知事らの指示を受けて情報を漏洩した可能性が高いとされています。しかし、斎藤知事はその指示を否定しており、県議会の4会派は県に対して刑事告発を求めましたが、県はこれを受け入れない姿勢を示しています。
告発状では、井本市だけでなく、斎藤知事や片山本福知事も漏洩命令や法助に該当するとされ、地方公務員法の守秘義務違反の疑いが持たれています。この事態について議員からは、「組織的な犯罪」との指摘が相次ぎ、斎藤知事が提出した給与条例案に関してもその整合性に疑問が呈されています。
現在、総務上任委員会では結論を先送りする継続審議が提案されており、賛成多数で可決される見通しです。兵庫県の政治の中枢が揺れる中、真相究明に向けた動きが加速することが求められています。市民の関心が高まる中、今後の展開に目が離せません。