飲み会でのキスが「日常」となる日本の職場文化について、元女子アナウンサーの倉田真由美氏が友人の告白をもとに語った。この発言は2025年1月16日にX（旧Twitter）で公開され、瞬く間に注目を集めた。

倉田氏は、友人からのメッセージのスクリーンショットを共有し、彼女のアナウンサー時代の経験を振り返った。メッセージには、職場の飲み会で「キスが普通にあった」という衝撃的な内容が含まれており、彼女は「社長命令で参加させられた飲み会は定例会でした」と明かしている。このような文化が、当時の女子アナウンサーたちにとってどれほど常態化していたのかが浮き彫りになった。

さらに、倉田氏はこの飲み会が「異常で残酷な会」とされ、同じ会社の仲間に対しても「勘弁してやってください」と拒否することが難しかったと語った。彼女の投稿に対しては、多くのネットユーザーから「怖すぎる」「深い闇がある」といった反応が寄せられ、今もなお根深い問題であることを示している。

また、最近の週刊文春の報道によれば、フジテレビでは女性アナウンサーを接待要員として扱う文化が事実上常態化しており、業界全体での問題として広がっている。これに対して、視聴者や業界関係者からは厳しい批判が寄せられている。

このような状況は、テレビ業界に限らず多くの職場において見られる現象であり、飲み会という場がセクハラや不適切な行為の温床となる危険性を、再認識させるものとなった。今後、企業や社会全体がどのようにこの問題に向き合っていくのか、注目が集まる。