マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクターを務めるイチロー氏が米野球殿堂入りを果たしてから1か月。1票足りず満票は逃していたが、投票しなかった記者に対し、米データ会社は改めて厳しく指摘した。 米データ会社「コーデファイ・ベースボール」はX(旧ツイッター)で「どこの誰だか分からないが、イチローを殿堂入りの投票で選ばなかった投票者がいる。その人物は今後、おそらく投票権を失うべきだろう」と再度強調。“イチロー外し”の記者を糾弾した。 殿堂入り投票の投票結果は全てが公表されるわけではなく、投票用紙には「結果発表から14日後に投票内容を公開してもいいか」という欄があり、記者は「Yes」「No」を選択できる仕組みになっている。今回の投票では全394人のうち321人(81%)の投票結果が公開された。 イチロー氏は1月23日(同24日)の会見では「どうやら1人投票してくれなかった人がいるようですが、ぜひ、自宅に招待して一緒にお酒を飲みたいので、シアトルまでお越しください」と話し、場内の笑いを誘っていた。 殿堂入り発表から1か月。米データ会社の収まらない怒りに、ファンからも「もし彼が全キャリアをMLBで過ごしていたなら、間違いなく史上最高の選手になっていた可能性がある」「ジャーナリストたち。彼らは最悪」「同意する……すべての投票は公開されるべきだ」「1000%そうすべき」と同調の声が並んでいた。
今季2位と躍進した日本ハム・新庄剛志監督と3年連続最下位となり退任した中日・立浪和義監督。 2024年、webスポルティーバで人気の高かった記事を発表します。本日は中日・立浪監督と日本ハム・新庄監督との差を広岡達朗氏が一刀両断したこちらです!(初公開日 2024年11月6日) 型どおりの純粋培養なエリートと、型破りの天真爛漫な個性派──中日前監督の立浪和義と日本ハム監督の新庄剛志のふたりの指揮官の明暗は、くっきりと分かれた。 9月18日に退任を発表し、3年連続最下位という不名誉な記録を打ち立ててしまった立浪監督。かたや今季2位と躍進し、クライマックス・シリーズファーストステージではロッテに勝利し、ファイナルに進出。CSファイナルこそソフトバンクに3連敗したが、今季の日本ハムの戦いぶりは賞賛に値するものだった。 3年前、それぞれ古巣の球団の監督に就任し、チームを強くするために試行錯誤しながらやってきた。就任1年目、2年目はともに最下位と苦しんだ。だが今季、低迷する中日とは対照的に日本ハムはリーグ2位と健闘。なぜ、これほど差が出てしまったのか。ヤクルト、西武の監督として日本一3回を誇る球界の大御所・広岡達朗に聞いた。 「立浪に関しては、正直、失望したよ。ショートというポジションは内野の要であり、監督業にも適していると思っていたが、例外もあるものだ。まあ、与田(剛)が監督の時から中核になった選手がひとりもおらず、世代交代の真っ只中で仕方ない部分はあったにせよ、固定化されない日替わり打線ではチームが強くなるはずがない。 就任会見で『打つほうはなんとかします』と言っていたから期待して見ていたが、何も変わってない。いたずらにチームを引っかき回した感じだ。なによりチームがこんな状態であるにもかかわらず、なまじ客が入っているから、フロントは努力をせんのだろうな」と広岡氏は語った。 中日の今シーズン主催の71試合(バンテリンドーム69試合、岐阜、豊橋2試合)で233万9541人と、前年度より観客動員数は11%増となった。ちなみに、230万人を超すのは2008年以来だという。 パ・リーグ断トツの最下位に終わった西武にしても、前年度より観客動員は上回っており、かつてのように贔屓のファンを応援しに行くというよりは、飲食が充実しているボールパークへ遊びに行くという感覚が高まってきているのかもしれない。
ロサンゼルス・ドジャースの選手キム・ヘソンが、チームのマイナーリーグ降格に対して強い反対の意を示しました。彼はその理由を知りたいと述べ、チームメイトのエドマンが彼の成長について驚くべき発言を行いました。エドマンは、キムがセカンドベースとしてプレーしたいと強調しつつ、自身もその役割に対する羨望を示しました。 ドジャースは新シーズンを迎え、豪華なラインナップでリーグ全体を揺るがすことを目指しています。チームは市場拡大を図り、勝利を収めることが重要な課題となっています。しかし、フロントはキムにマイナーリーグからのスタートを考慮しており、彼の実力を評価するための時間が必要だと述べています。この決定に対し、キムは不安を抱きつつも、自身の成長に期待を寄せています。 エドマンは、キムに対し、あらゆるポジションでの練習が重要であるとアドバイスしました。彼は、野球シーズンが長く予測不能な事態が多いため、常に準備を整える必要があると強調しました。また、彼はキムがアメリカの野球環境に早く適応できるようサポートしたい意向を示し、共に戦った経験があるため、より親身になって支援する考えを述べました。 キムは、自身の最大の強みがフィジカルの強さであると認識しており、ドジャースでの競争は厳しいと感じています。彼は、開幕戦での成果を上げられれば、セカンドベースのレギュラーを獲得する可能性があると語りました。一方で、打撃面に不安が残る場合は、ユーティリティプレイヤーとしての起用が考えられています。監督のデーブ・ロバーツは、スプリングトレーニング期間中にキムを複数のポジションでテストする意向を示しています。 キム・ヘソンの成長と挑戦は、今後のドジャースにおける彼の役割に大きな影響を与えることでしょう。チームの方針と彼の実力が交錯する中、彼がどのように適応していくのか、ファンの期待が高まります。