タイ移住のTKO木下にド直球質問「パワハラ問題で日本では活動しづらい?」「“オファーがあれば日本に帰国する”なんて覚悟が足りないのでは?」「なぜタイ?」

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 お笑いコンビのが9月からタイに移住することを発表したことを受け、18日、海外移住の狙いや心境などについて本人を直撃した。

━━移住はいつから決めていたのか?

「今年に入ってから」

━━なぜタイなのか?

「大好きで可能性があって面白い国だと思うからだ。応援してくれている方もいる。また、例えばアメリカだったら(キングコングの)西野(亮廣)、渡辺直美、(ピースの)綾部祐二などが浮かぶが、タイにはいない。おこがましいが『パイプ』のようになれたら。また、親日というのも大きい」

━━タイでの芸人活動はタイ語で行うのか?

「今まだいろいろなことを頭の中で考えているだけで、向こうに行っていろいろな可能性が見えてくると思う。もちろん今SNSもYouTube、TikTok、Instagram、Xなど全部やっているのでそこで発信できる。あとタイには日本人の方が10万人ほどいるので、そこにリーチできる何か向こうでもライブもできると思うし、面白いパイプができたら相方を呼んでコントライブもできると思う。向こうの制作会社の方と連絡を取り合って、紹介もしていただいて、何回かタイに行っているので、そこで会った方と向こうの番組も出たいと思っている。そのためには今タイ語を勉強中でタイ語で何かできたら面白いと頭の中に描いている」

━━タイ移住は「単身」で行うのか?

「マネージャーも相方もなく一人で行く。相方にも一応声をかけたが、家族があるので、普通に断られた」

━━既にタイでの仕事として動いているものはあるか?

「何も進んでない。だが、タイが好きで何回も行っている中で、人とのコミュニケーションをとっている」

━━タイ移住を話したとき、相方の木本と険悪な感じにはならなかったのか?

「胸を張って言えるものではないが、僕らは2人とも不祥事を起こしたとんでもないコンビだ。どん底まで2人とも落ちたので『2人で這い上がっていく』という、不祥事がなかった時より『頑張ろう』みたいな、意思疎通が濃くなったコンビだと思う。だから、僕たちが今からやることは全てのためになることで、もうプライドとか、かっこつけて『こんな番組は出んとこう』『こんなことはやめとこう』みたいなことはなくなった。2人の思いがあった上での僕の発信だったので木本からすると『のためになるんだったらなんでもやってこい。頑張ってこいよ』という感じだった。もちろん(移住したら)ネタはできないが、今の時代、例えばYouTubeなどでコラボもできる」

━━家族や周りの芸人の反応は?

「『自分の人生、自分で作っていかないと』という伝え方をしてるのでみんな応援してくれる。母親も『頑張っておいで』と」

━━パワハラなど不祥事があって、日本では活動しづらくなったのか?

「僕が自分で蒔いた種なのでもちろん僕が悪い。仕事が全部なくなって、その後に芸人のみんなが助けてくれていろんな番組呼んでくれたりいじってくれたりしてみんなに感謝した。その後『でキングオブコントだ』という思いがあったが決勝には行けなかった。その時に『もう1回、54歳(の年)も同じようなことをするのか?
本気で1年間コントと向き合ったのに無理だった。次どこまでいったら行けるんだ』と。めっちゃくちゃダサいことだと思うし、『もう遅いわ』みたいなコメントもいただく。でも本当に『今日が一番若い日』だと思っていて、今はまだ感度も柔軟性もある。まだ老けてない顔だと思っているので今何か動かないと、来年『去年に動いていたらよかった』という後悔は一つでもなくしていきたい」

━━「日本での仕事のオファーがあれば帰国する」とのことだが、それに対し「覚悟が足りない」という意見もあるがどう思うか?

「僕は普通に日本の仕事をしたい。向こうに行ったら向こうの仕事しかしないみたいな、そこまでは。もちろん拠点はタイにして、向こうで活躍できた場合にどうするかはその時に考えればいい話だ。今は、いただける仕事があれば、(飛行機の移動は)5時間ですので」

━━最後にファンに一言

「53歳、遅いが今感じたことが全てなので。また来年に持ち越したらまた後悔する1年になる。自分が今向こうで何をするのか、向こうで感じたことをやっていきたい。急にこんな形で、友達や家族や関係者やファンの皆さんはびっくりされたと思うが、この大きなチャレンジを応援していただけたら嬉しい」
(ABEMA/ニュース企画)

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