北海道南部の江差町の住宅に隣接する家庭菜園で、8月11日深夜、体長約1.5メートルのクマがスイカを食べているのを住人の女性が目撃しました。警察は周辺住民に警戒を呼びかけています。
クマが出没したのは、江差町田沢町の住宅に囲まれた家庭菜園です。
警察によりますと、11日午後11時50分ごろ、一軒家に住む女性が飼い犬の吠える声を聞き、2階の窓から外を確認したところ、東から歩いてきたクマが家庭菜園に入り、スイカを食べている様子を目撃しました。
菜園ではスイカとトマトとトウモロコシが栽培されていたということです。
女性は2階の窓を開け、フライパンを叩いて大きな音を立てましたが、クマは慌てる様子もなく、のそのそと立ち去ったということです。
警察は目撃直後からパトカーによる警戒活動を行い、被害の詳細については翌日、自治体が確認する予定だということです。
住宅に囲まれた畑での食害を受け、警察は今後も巡回や警戒の呼びかけを強化するとしています。