クマに襲われたか 飼い犬やニワトリの死がい見つかる 岩手県岩泉町

24日午前、岩手県の岩泉町では住宅の飼い犬が、花巻市ではニワトリ1羽が死んでいるのが相次いで見つかりました。

いずれもクマに襲われたものとみられています。

24日の午前9時ごろ、岩泉町小本にある住宅の敷地内で、この家の飼い犬が死んでいて、その傍らに体長1mほどのクマがいるのを近所に住む男性が発見し、警察に通報しました。

犬には引っかかれたような傷やかじられたような痕があったということで、警察はクマに襲われたとみて調べています。

通報の後、クマは近くの山に立ち去ったとみられていて、男性にけがはありませんでした。

男性は、入院中であるこの家の住人から犬の世話を頼まれていたということです。

また、同じ時間帯には花巻市石鳥谷町北寺林でも、住宅の敷地内にあるニワトリ小屋で1羽が死んでいるのを、この家に住む84歳の男性が発見しました。

警察によりますと、死んだニワトリはこの小屋で飼育されていた8羽のうちの1羽で、クマに食べられたような形跡があったということです。

男性は前日の午前11時ごろまでは、ニワトリ小屋に異常がないことを確認していましたが、死がいを発見した当時、小屋の扉は押し倒された状態だったということです。

残りの7羽の行方も分かっておらず、警察はこの7羽もクマに食べられた可能性があるとみて、警戒を強めています。

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