「吉野家」創業125年で初の麺メニュー「牛玉スタミナまぜそば」 ラーメン店倒産“最多”の中、外食大手チェーンが相次ぎ参入

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日本の牛丼チェーン「吉野家」が、創業125年で初の麺メニュー「牛玉スタミナまぜそば」を発表しました。この新メニューは、従来の牛丼の味をそのままに、牛肉やネギ、卵をトッピングし、ニンニクと混ぜて楽しむスタイルです。発表会では、社長自らがこの新しい試みを強調し、人気タレントの藤田ニコルさんも試食し「美味しい」と絶賛しました。

このメニューは、来月4日から全国の吉野家で販売され、8月末までの期間限定です。かつて牛丼一筋だった吉野家が、ラーメン市場にも進出する背景には、2021年以降のラーメン店の倒産件数の増加があります。昨年は過去最多の72件に達しましたが、外食大手の参入は止まることを知りません。

さらに、食材コストの変動が業界に影響を与えています。米の価格高騰が続く中、同じ量の麺を提供するコストは米の約半分に抑えられるため、ラーメン業界への進出が決定的な要因となっています。これにより、品質を維持しつつ、顧客に還元することが可能になると、関係者は語っています。

競争が激化するラーメン業界にあえて挑む吉野家の戦略は、今後の外食市場にどのような影響を与えるのか。注目が集まります。

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