NATO首脳 防衛費増 GDP5%妥結へ会議開幕【モーサテ】

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北大西洋条約機構(NATO)首脳会議が本日、オランダのハーグで緊急開催されました。この会議では、加盟国の防衛支出を大幅に増額することが主な焦点として議論されています。アメリカのトランプ大統領が以前から加盟国の負担の少なさに不満を示していた中、今回の会議では、GDPの5%を目指す目標案に合意する可能性が浮上しています。

ロシアのウクライナ侵攻が長期化し、中東情勢も緊迫する中、ヨーロッパでは防衛費増額の気運が高まっています。特に、ポルトガルの企業が開発したドローンがユニコーン企業に成長し、ドイツの防衛大手ラインの株価が過去最高の3倍に急騰するなど、防衛関連の資金流入が加速しています。

ただし、一部の国が防衛費増額に際して例外を求める動きも見られ、合意形成には困難が伴う可能性があります。しかし、アメリカに依存しない安全保障を真剣に考える段階に入ったことは間違いありません。NATOの未来がかかるこの重要な会議は、世界の安全保障の行方を大きく左右する可能性があります。各国の代表者たちがどのような決断を下すのか、今後の展開から目が離せません。

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