神戸相手に自陣でボールをキープするトヨタ
◇NTTジャパンラグビーリーグワン 1部第9節 トヨタ 21―63神戸(2025年2月22日 東大阪市花園ラグビー場)
トヨタは21―63で神戸に大敗し、5連敗を喫した。通算成績は1勝1分け7敗で、2部との入れ替え戦に回る11位に後退した。
元オーストラリア代表FLマイケル・フーパーが復帰後初先発。序盤こそ神戸相手に攻め込んだが、前半12分に先制トライを許すと、何度も簡単に守備網を破られる。前半だけで6トライを許し、後半途中からは元ニュージーランド代表SHアーロン・スミスが途中出場したが、大きく流れは変えられない。計9トライを献上し、今季ワーストの大量失点で屈した。
前半18分には今季から加わった日本代表SO松田力也が負傷交代。右脚を押さえ、タンカに乗せられてピッチを後にした。試合後、スティーブ・ハンセン・ヘッドコーチは松田に関して「詳細はまだ把握できていないが、股関節の脱臼なども可能性がある」などと説明した。
今季から元ニュージーランド監督のスティーブ・ハンセン氏をヘッドコーチに迎え、松田を獲得するなどリーグワンでも屈指の戦力をそろえたトヨタ。しかし、前半戦9試合を終えて1勝にとどまっており、苦しいシーズンを過ごしている。