フジテレビの人気番組「まつもtoなかい」が、元SMAPの中居正広さんに関する性加害問題を知りながらも番組を継続していた理由が明らかになりました。これは、中居さんの問題を受けて、松本人志さんの復帰の場を提供するためであるというのです。

中居さんは今年初めに芸能界からの引退を発表し、姿を消しましたが、フジテレビは現在、70社以上のCMスポンサーから広告出稿を控えられ、広告収入が激減しています。中居さんに対する説明責任を求める声が高まる中、フジテレビは「まつもtoなかい」の放送継続を決定しました。その裏には、松本さんの復帰に向けた意図があったと言われています。

フジテレビの内部では、松本さんの復帰を受け入れるために、中居さんの問題を軽視する風潮があったとのこと。社内調査が行われたものの、実際のところ多くの関係者が問題を認識していながらも、適切な対応を取らなかったという指摘があり、これは業界全体の不信感を招く要因ともなっています。

また、フジテレビは「FNS27時間テレビ」の放送見送りを発表しましたが、この決定も中居さんの問題の影響を受けたと見られています。テレビ業界全体がこの問題に直面し、他局も調査を実施する中で、フジテレビの対応の遅れが際立っています。

一方で、中居さんは海外に移住する計画を進めているとの情報もあり、今後の動向が注目されます。フジテレビが抱える危機的状況と、松本さんの復帰を巡る複雑な背景が、業界の未来にも影響を与える可能性があると言えるでしょう。