実業家の堀江貴文氏が、米投資ファンドのダルトンインベストメンツからのフジメディアホールディングスの取締役相談役辞任要求に対し、強い反発を示しました。ダルトンは、フジテレビを中心とするグループの株主として、日枝久氏に対して約40年間続いた独裁的な支配を批判し、辞任を求める所管を送付しました。
堀江氏は4日、日本時間に共同通信の取材に応じ、「人事に関しては会社が決めることで、ここでの話ではない」とコメント。しかし、彼は同時にダルトンの意見を引用し、株主総会が重要であることを強調しました。「株主の意向が決定権を持つことを理解していないようだ」と指摘し、株主総会がどのように運営されるべきかについての認識を求めました。
また、堀江氏は自身がフジテレビの株を集めていることを示唆し、「日枝を株主総会で下ろすために動いている」とも発言しました。彼の発言には、過去にフジテレビとの間での対立や、自身が刑務所に入った経験からくる恨みが色濃く反映されています。このような背景から、堀江氏は日枝氏の退任を目指していると見られています。
フジテレビの株価が上昇する中、堀江氏は今後の展開を楽しみにしている様子です。「オールドメディアがどのように報じるのか、非常に楽しみだ」と語り、さらに株主総会での成功を期待しています。彼の動きは、今後の日本のメディア業界における株主の権利やガバナンスに対する意識を高める契機となるかもしれません。